「今度、友達と東京スカイツリーに行きます」

日本語の教科書で、こんな文章を見たことはありませんか?

「東京スカイツリー」は、日本で一番高いタワーの名前です。展望台やレストランがある、東京では定番の観光スポットです。周辺には商業施設や水族館、プラネタリウムなどもあります。

今回は、そんな東京スカイツリーの魅力と楽しみ方を解説します!

1. 「東京スカイツリー」ってどんなところ?

東京スカイツリーは、2012年5月22日に開業しました。観光施設というイメージが強いですが、主な役割は、地上デジタル放送を行うための電波塔です。高さは634メートルで、日本一高いタワーとしても知られています。

ちなみに、東京スカイツリーが建設される前は、日本で最も高いタワーといえば東京タワーでした。東京タワーの高さは333メートルで、東京スカイツリーの約半分ほどです。

<コラム>東京のシンボルとして今も人気!「東京タワー」

東京スカイツリーが日本一の高さになった今でも、東京タワーは、“東京のシンボル”として多くの人に愛されています。日本トレンドリサーチが実施した調査では、なんと7割の人が「東京のシンボルといえば東京タワー」だと答えています。

夜の東京タワー

東京タワーの一番の魅力は、東京の街並みを間近に感じられる展望です。展望台から、東京の街の雰囲気を味わってみましょう!写真を撮ったり夜景を見たりするのにもぴったりです。

東京観光をする際は、ぜひ東京タワーにも行ってみてください!

2. 知ると面白い!「東京スカイツリー」に込められた意味

東京スカイツリーの名前やデザインには、さまざまな意味が込められていることをご存じでしょうか?知っていると、東京スカイツリー観光がさらに楽しくなるはずです!

名前に込められた意味

東京スカイツリーの名前は、一般公募で集まった案に対する全国からの投票で決められました。名前には、以下のような意味が込められています。

「ツリー=木」は、人々が集い、心を寄せ合う豊かなコミュニティのシンボル。空に向かって伸びる大きな木のようなタワーのもとに、人と環境にやさしい街が生まれ、世界の人々が集い、新しい文化が創造されていきます。[1]

建物のデザイン

東京スカイツリーの外観は、日本の伝統的な美しさを意識してデザインされています。

例えば東京スカイツリーのシルエットは、直線ではなく、しなやかな曲線を描いています。これは日本の伝統的な建築に多く見られる、「そり」「むくり」と呼ばれるデザインを意識したものです。ちなみに「そり」はなだらかに凹んでいること、「むくり」は膨らんでいることを表します。外観を見るときには、ぜひ意識して見てみてください!

また、タワーの外装は日本の伝統色「藍白(あいじろ)」をベースに、わずかに青みがかった白が使われています。

高さに込められた意味

東京スカイツリーの高さである634メートルという数字は、東京・埼玉・神奈川一帯の旧国名「武蔵国(むさしのくに)」から取ったものです。「634」は、日本語だと「むさし」と読むことができ、人々が覚えやすいよう、この数字に決まったということです。

3. 東京スカイツリーへのアクセスは?

東京スカイツリーの最寄り駅は、東京メトロ半蔵門線「押上(おしあげ)駅」、または東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」です。どちらも駅から出てすぐ、東京スカイツリーに行くことができます。

東京スカイツリーへのアクセス(公共交通機関)

https://www.tokyo-skytree.jp/access/

電車・バスの乗り方を知りたい方は、LIGHTBOATのコンテンツ「電車やバスの使い方」がおすすめです。

LIGHTBOATに会員登録(無料)すると、さらにいろいろな動画を見ることができます!

4. 東京スカイツリーに【登って】楽しむ!~展望台で楽しむ~

東京スカイツリーの展望台は、高さ350メートルの「天望デッキ」と、高さ450メートルの「天望回廊(かいろう)」に分かれています。展望台に登る際は、それぞれ別のチケットが必要なので注意しましょう。チケット料金は、以下の通りです。

料金表(18歳以上の場合)

セット券
(天望デッキ+天望回廊)
平日 3,100 円
休日 3,400 円
天望デッキのみ 平日 2,100 円
休日 2,300 円

※2023年4月現在の情報です。

天望デッキには、スリルたっぷりのガラス床レストランなどがあります。天望デッキだけでも十分楽しめますが、天望回廊から特別な景色を楽しむのもおすすめです!

天望回廊では、スロープ状の通路を登って空中散歩の気分を味わったり、東京スカイツリーの展望台の中で一番高い451.2メートルからの景色を見たりすることができます。

ちなみに東京スカイツリーは、「日本で最も月に近い展望施設」ともいわれており、日本夜景遺産、日本百名月にも選ばれています。

日本の中秋節【お月見】の楽しみ方 由来や月見スポットも紹介

目次1. 日本の【中秋節】って?由来やベトナムとの違い2. 中秋節にまつわるエピソード3. 日本風の中秋節「お月見」の楽しみ方4. 東京都内のおすすめ月見スポット5選5. まとめ 秋は、四季の中でも特に月が明るく、きれいに見える季節です。中でも、1年

また、気象条件が良ければ年に2回、貴重な「ダイヤモンド富士」を見ることもできます!

東京スカイツリー®からダイヤモンド富士を観よう!

https://www.tokyo-skytree.jp/news/info/188

日本といえば【富士山】!登り方や絶景スポット、豆知識を紹介

目次1. 日本のどこにある?富士山の基本情報2. 日本人も知らない!?富士山の豆知識3. 富士山に登ってみたい!登り方と注意点4. 登らなくても美しい富士山が見られる、絶景スポット5選5. まとめ 「死ぬまでに一度は、富士山に登りたい」 日本に住んで

5. 東京スカイツリーに【登らずに】楽しむ!~東京スカイツリータウンで楽しむ~

東京スカイツリー周辺は「東京スカイツリータウン」という“街”として開発されており、同じ敷地内に商業施設「ソラマチ」「すみだ水族館」「コニカミノルタプラネタリウム“天空”」などがあります。

東京スカイツリーを間近に眺めながらお店を回ったり、食事をしたり、水族館やプラネタリウムに行ったり…と、展望台に登らなくても、しっかり観光を楽しむことができます。

なかでも、商業施設であるソラマチには日本の伝統工芸品から最新のグルメ・ファッションまで、数多くのショップがそろっています。一日中いても飽きないぐらい充実しているので、友達とのお買い物も、デートも、しっかり楽しめますよ!

東京ソラマチ

https://www.tokyo-solamachi.jp/

6. 東京スカイツリーの写真を撮ろう!おすすめ撮影スポット

最後に、すてきな東京スカイツリーの写真が撮れる、おすすめの撮影スポットをご紹介します!

隅田(すみだ)公園

隅田川沿いにある隅田公園は、春におすすめの撮影スポットです。桜の時期に、桜×東京スカイツリーの写真を撮るのがおすすめです!

昼間だけではなく、ライトアップされた夜桜と東京スカイツリーのコラボレーションも必見です。

隅田川テラス

隅田川テラスは、隅田川の両岸に沿って整備された遊歩道です。隅田川テラスからは、

・隅田川に架かる橋と東京スカイツリー

・水上バスと東京スカイツリー

・ライトアップされた東京スカイツリーと夜景

など、さまざまな写真を撮ることができます。昼夜問わずすてきな写真が撮れるので、川沿いを散歩しながら、好みの構図を探してみましょう!

浅草寺(せんそうじ)

東京スカイツリーからも近い浅草寺は、外国人に人気の観光スポットです。迫力のある写真を撮るなら、ライトアップが行われる夜がおすすめ!昼間に比べて人混みも少なく、幻想的な写真が撮れる穴場スポットとなっています。

東京スカイツリー内の撮影スポット

東京スカイツリーの公式YouTubeでは、東京スカイツリーの中のおすすめ撮影スポットも紹介されています。東京スカイツリーに行った際は、こちらも参考にしてみてください!

7. まとめ

東京スカイツリーは日本で最も高いタワーで、展望台では迫力ある景色を楽しむことができます。また、東京スカイツリータウンで商業施設や水族館、プラネタリウムなどを楽しむのもおすすめの過ごし方です。

また、周辺の撮影スポットからは、さまざまな街並みとともに東京スカイツリーの写真を撮ることができます。お出かけの際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Q. 東京スカイツリーの入場料はいくらですか?

A. 天望デッキと天望回廊のセット券は、18歳以上の場合で平日3,100円、休日3,400円です。天望デッキのみの料金は、平日2,100円、休日2,300円です(※2023年4月現在の情報です)。

Q. 東京スカイツリーは何が楽しいですか?

A. 東京スカイツリーは日本で一番高いタワーで、高さ350メートルの「天望デッキ」、高さ450メートルの「天望回廊(かいろう)」から迫力ある景色を楽しめます。同じ敷地内には商業施設「東京ソラマチ」や水族館、プラネタリウムもあり、グルメや買い物、デートなどが楽しめます。

Q. 天望デッキと天望回廊の違いは何ですか?

A. 天望デッキは高さ350メートル、天望回廊は高さ450メートルです。天望デッキには、スリルたっぷりのガラス床やレストランなどがあります。天望回廊には、空中散歩の気分を味わえるスロープ状の通路や、展望台の中で一番高い451.2メートルからの景色を見られるポイントがあります。

参考)

東武タワースカイツリー株式会社『TOKYO SKYTREE』,https://www.tokyo-skytree.jp/(閲覧日:2023年3月30日)

TOKYO TOWER「Towerpedia」,https://www.tokyotower.co.jp/towerpedia/(閲覧日:2023年3月30日)

株式会社NEXER「【東京タワーVS東京スカイツリー】“東京のシンボル”だと思うのはどっち?」,『日本トレンドリサーチ』,2021年12月22日,https://trend-research.jp/11284/(閲覧日:2023年3月30日)

株式会社JTBパブリッシング「「東京タワー」のみどころを徹底解説! 展望台の楽しみ方や最寄り駅、料金は?」,『るるぶ&more.』,2022年8月13日,https://rurubu.jp/andmore/article/16836(閲覧日:2023年3月31日)

nippon.com「東京スカイツリー、伝統美と最新技術の融合」,2012年6月18日,https://www.nippon.com/ja/views/b01101/(閲覧日:2023年4月6日)

東武タウンソラマチ株式会社「フロアガイド」,『東京ソラマチ』,https://www.tokyo-solamachi.jp/floor/(閲覧日:2023年3月30日)

Walkarplus+「隅田公園の桜」,『全国お花見ガイド2023年版』,https://hanami.walkerplus.com/detail/ar0313e25818/(閲覧日:2023年3月30日)

あさくさかんのん浅草寺「ライトアップのお知らせ」,https://www.senso-ji.jp/info/lightup.html(閲覧日:2023年3月30日)

株式会社ベンチャーリパブリック「ライトアップ&夜景!夜の浅草寺とスカイツリーを楽しもう」,『トラベルjp』,https://www.travel.co.jp/guide/article/14476/(閲覧日:2023年3月30日)


[1] 東武鉄道株式会社,新東京タワー株式会社「NEWS RELEASE」,2008年6月10日,https://www.tokyo-skytree.jp/press/pdf/080610.pdf(閲覧日:2023年3月30日)