「ベトナムにある日本のレストランは高すぎて、食べられない!」
「食べてみたいけど、食材がないから作れない!」

このように思っている人がいるかもしれません。実は、日本の食文化を調べてみたら、日本料理はベトナムの料理と似ている点が多いと分かりました。そして、ベトナムにある食材で色々な日本料理を簡単に作れることを発見しました。

そこで、私、ヴァンが日本のレストランで食べて、大好きになって、いつか自分で作りたいなと思った料理のレシピを紹介します。いずれも、日本人の家庭でもレストランでもなじみのある料理です。皆さんもぜひ、自分の家庭で挑戦してみてください。

さて、第一回は、茶碗蒸しです!茶碗蒸しは、日本の卵とだし汁で作るプリンのような料理です。(私はプリンよりも好きです!)おいしいですよ~。

茶碗蒸しのレシピ

*材料(4人分。好みや人数と合わせて調整できます。)
・卵:3個
・和風出汁:卵の容量の3倍
(購入できるサイト:https://sakukostore.com.vn/me-be/thuc-pham-cho-be/bot-an-dam/pigeon-6/pigeon-bot-che-bien-nuoc-dung-dashi-5-thang-50g
・鶏モモ肉:50グラム
・えび:20グラム
・しいたけ:4枚
・塩

作り方

(1) 具材を準備する

具材は洗って、水切りをしてから、小さく切ります。

(2) 卵の容量を量る

計量カップに卵を割り入れて、容量を計ります。その容量を覚えておきましょう。

(3) 卵をボウルに移して泡を立てずにほぐす

箸をボウルの底につけたまま左右に動かして、卵白のコシを切るようによくほぐします。
泡を立てないことは重要なポイントです。

(4) 出汁を測って、卵の3倍量を準備する

例えば、卵の量が150mlなら、450mlの出汁を用意します。出汁粉末のパックに使い方が書いてありますので、説明の通り、出汁を作りましょう。

(5) 出汁を卵に加え混ぜて、塩で味付けする

卵が入ったボウルに出汁と塩を入れて、泡を立てないように混ぜます。
その卵液をザルでこします。

(6) 容器に(1)で準備した具材を入れる

具材の量は多すぎないように気を付けましょう。具材の量は卵の5分の1程度でとどめることは失敗しにくい重要なポイントです。

(実は、このレシピの鶏肉の量は、一般的な日本の茶碗蒸しの倍以上になっています。ベトナムでは肉が多い方が喜ばれると思い、多くしています!)

(7) 卵液を容器の8分目まで入れる

この工程でも泡を立てないようにゆっくり卵液をゆっくり注ぎましょう。

(8) 蒸し器に入れて蒸す

アルミホイルを蓋にして、蒸し器を入れます。強火なら3分で、弱火なら10分ほど加熱します。

(9) 容器を傾けてチェックする

一旦火を止めて、容器を一つ出して、状態をチェックします。汁が濁ったら、まだです。汁が透き通ったら、「火が通った」サインです。濁っている場合は、さらに加熱する必要があります。

これで、火が通ったら、完成です。温かいうちにお召し上がりください♡
蒸すところはちょっと複雑そうに思えるかもしれませんが、実は電子レンジでもOKです。

<電子レンジで蒸す場合の手順>
・(7)のあと、容器にラップをふんわりかけて、楊枝などで10か所ぐらい穴を空ける
・500wで3分加熱する
・その後は、10秒単位で確認しながら加熱する

実は日本の電子レンジには「茶碗蒸しモード」があったりします。そのくらい日常的に食べるものなのですね。上記の手順も、慣れれば蒸し器よりも楽です。ご自分の家庭に電子レンジがあれば、ぜひ試してみてくださいね!

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