皆さん、こんにちは!LIGHTBOAT編集部のナムです。
突然ですが、皆さん、本の就職活動で使われる用語について、どのくらい知っていますか?就活(就職活動)をしていると、日常生活ではほとんど使われない独特な用語をたくさん目にします。
この記事では、実際に日本で就職活動を行った経験を基に「日本の就職活動でよく使われる用語」について簡単に紹介していきます。
日本人先輩社員の港あかりさんによるワンポイントアドバイスもあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. 就活用語とは?
「就活用語」の明確な定義はありませんが、一般的に、就職活動において就活生や企業担当者がよく使う用語を「就活用語」と呼ぶことがあります。就活には、学生や社会人にはほとんど使われないような特有の用語や略語がたくさんあり、全てを覚えるのは大変です。
しかし、特に基本的な用語だけでも、あらかじめ意味を理解し覚えておくと、会社説明会や面接の際に戸惑うことが少なくなり安心です。
2. 日本の就活でよく使われる用語
今回は、就職活動における基本的な用語を12個紹介します。ぜひ参考にしてください。
●インターン
「インターンシップ」を略した言葉。インターンシップとは、実際に会社で仕事を体験することです。会社や業界、職種などを理解することに役立ちます。日本では、大学の夏休みに合わせて8〜9月に短期(1日〜1週間程度)で開催されるインターンが多くあります。
★インターンでの評価採用の判断材料にされています。早めに情報収集を行い、積極的に参加しましょう。
●エントリー
就活における「エントリー」は個人情報を企業に提供し、本選考への参加を申し込むことを意味します。似たような用語に「プレエントリー」がありますが、こちらは企業に対して興味があることを示し、情報を集めるために行うものです。
★エントリーするときには、自分のESや履歴書を送る場合もあります。必要な書類には提出期限がある場合も!スケジュール管理をしっかりすることがポイントです!
●ES
「エントリーシート(Entry Sheet)」を略した言葉。採用選考に参加するための企業への申込書のようなものです。記入する内容は「自己PR」や「学生時代の取り組み・力を入れたこと(ガクチカ)」、「志望動機(応募した理由)」などが多く、応募する企業によって異なる質問がなされます。
★エントリーシートを提出すれば必ず面接に進めるとは限りません。不合格となってしまう場合もあるため、エントリーシートの書き方について事前に勉強しておくことが重要です。
●WEBテスト
企業の選考を受ける際に、ウェブ上で受験する筆記テストのことです。日本では「SPI」や「玉手箱」と呼ばれる形式のテストが代表的です。書類選考の一部として面接よりも前に受験することが多く、例えば「玉手箱」は、「言語」「計数」「英語」「性格検査」の4科目で構成されています。応募する企業で使われているテストを調べ、参考書などを用いて対策をする必要があります。
★書店でテキストを購入し、テスト対策を行いました!時間制限を設けている場合が多く、時間内に解くことが難しかったです。
●GD(グルディス)
「グループディスカッション(Group Discussion)」を略した言葉。与えられたテーマに対して数人の学生で話し合いをする選考の方法を表しています。グループごとに結論を発表させる場合もあり、グループのメンバーで協力して話し合いを進めることが重要になります。
★この選考では主に「分かりやすく話す力」「積極的な参加」「リーダーシップ」「他者への配慮」など、日本の企業が社員に求める素質を判断するために行われることが多いです。
●合説(ごうせつ)
「合同説明会」を略した言葉。複数の企業が集まり、合同で行う説明会のこと。新型コロナウイルス感染拡大後の就活では、オンラインでの説明会も多く開催されており、各企業の講演を聞いたり、現役社員との個別相談ができたりする場合もあります。
★合説に参加し、自分の知らなかった企業に出合うことができました!たくさんメモを取って情報収集をしたので、企業研究にも役立ちました。
●自己分析
強み・弱み、物事の考え方などから自分自身について分析すること。自己分析を行うことで、自分に合う仕事や将来の目標を明確にすることができます。また、自己PRや志望動機に説得力を持たせることができます。
★「自己分析」は就活において最も重要なことの一つです!自己紹介をするには、自分史の作成、ウェブ上の自己分析ツールの利用など、さまざまな方法があります。自分への理解を深めた上で選考に臨むようにしましょう。
●ガクチカ
「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉。ほぼ全ての会社の面接で聞かれる、いわば就活における定番の質問です。面接だけでなくESに書くこともあるため、自分の経験を整理し、言葉でまとめておきましょう。「ガクチカ」からは、成功や目標達成のためにどのような行動を取ったのか、どのような心構えで取り組んでいたのかといった点を通じて、応募者の人柄を判断しています。
●就活の軸
仕事や企業を選ぶときの基準のこと。自己分析や業界・企業研究、説明会への参加等から、企業選びの上で「譲れないポイント」を見つけていきましょう。就活の軸を明確にすることで、効率的に企業を見つけることができます。
★企業が求めている人物像と合っているかどうか確かめることを目的として、面接で聞かれることもあるため、整理しておくとよいです。
●業界研究
まず、就活における「業界」とは、事業やサービスで企業を分類したものを表します。そのため、「業界研究」とは世の中に存在する業界の種類・特徴などを研究することを意味し、自分が行きたいと思う業界を見つけることを目的として行います。日本における業界は「メーカー」「商社」「小売」「金融」「サービス」「ソフトウエア・通信」「マスコミ」「官公庁・公社・団体」の八つに大きく分けることができます。
●お祈りメール
選考の不合格を通知するメールのこと。文章の最後に「今後のご活躍をお祈りします」という表現が多く用いられることから、このように呼ばれるようになりました。不合格であっても「お祈りメール」が届くことがない場合もあり、その際には「サイレントお祈り」と呼ばれます。
●内定
就活における「内定」とは、労働契約が成立した状態のこと。企業は応募者に「採用通知書」を送り、応募者は企業に「入社承諾書」を提出して、お互いの意思確認を行うことで、労働契約が成立します。
日本では企業が学生に内定を出せる時期が決まっているため、「内定」よりも前に「将来内定を出すという約束=『内々定』」を出す企業もあります。
日本での就職活動についてさらに知りたい方は、こちらもチェックしてみてください!
https://lightboat.lightworks.co.jp/job-hunting-lp
オンラインで今すぐ、学べる。
3. まとめ
今回は日本の就活で使われる基礎的な用語について紹介しました。
ぜひ就活の参考にしてみてください!
参考)
dodaキャンパス「押さえておきたい!就活用語・略語まとめ」,2019年12月2日,https://campus.doda.jp/career/company/000185.html(閲覧日:2022年12月7日)
JOBRASS新卒「就活用語辞典」,https://jobrass.com/gakusei/ARCM70101/yougo(閲覧日:2022年12月7日)
UniOVO真剣就活「就活用語集」,http://uniovo.main.jp/2020/seminar/glossary/(閲覧日:2022年12月7日)
就活研究室「【2021最新版】就活用語41選!就活でよく使う言葉をレベル別に紹介」,2022年5月9日,https://kimisuka.com/contents/shukatsu/19686(閲覧日:2022年12月7日)
就活の教科書「【内定者が教える】必ず知っておきたい就活用語63選 | 略語,流行語,業界用語も」,2022年11月4日,https://reashu.com/shukatsu-yogo/(閲覧日:2022年12月7日)
上京就活ch「【就活用語集】覚えておきたい就活で使われる言葉!」,2022年7月2日,https://jo-katsu.com/campus/4501/(閲覧日:2022年12月7日)
MY就活ネット「覚えておきたい!「就活用語集」44選」,https://www.myskc.net/yogo.php(閲覧日:2022年12月7日)
アイティメディア株式会社「1位「NNT」、2位「ガクチカ」、3位「お祈り」 流行した就活用語ランキング」,『#SHIFT』,2021年9月1日,https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2109/01/news098.html(閲覧日:2022年12月7日)